転職活動を始めようと思っていろいろ調べているとよく出てくる「転職エージェント」と「転職サイト」。この2つにどういう違いがあるのかよくわからない…という人も多いのではないでしょうか。
私自身も、はじめての転職活動のとき、「転職エージェント」と「転職サイト」で何が違うのかよくわからず混乱していました。
そこで今回は、「転職エージェント」と「転職サイト」の違いについて解説。あわせて、
- 「転職エージェント」と「転職サイト」のメリット・デメリット
- どっちを選ぶべきか?
- おすすめの転職エージェント・転職サイト
についてもご紹介します。ぜひ参考にして、納得のいく転職活動のヒントにしてもらえたら嬉しいです…!
※はじめての転職活動の場合、どのように進めればよいかわからない人も多いのではないでしょうか。
はじめての転職活動の際は、転職エージェントの活用がおすすめです。一人ひとりに適した求人を紹介してくれるだけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策もサポートしてくれます。
気になる方は、下記のおすすめの転職エージェントをチェックしてみてくださいね。
転職エージェントと転職サイトの違いについて
転職活動をスタートさせたとき、転職エージェントという言葉は聞いたことあるけど、転職サイトとどう違うのか気になる人もいるのではないでしょうか?
まずは、転職エージェントと転職サイトの違いについて解説します。
転職エージェントと転職サイトの違いは何?
転職エージェントの転職サイトの違いは?
転職エージェントは、専任のキャリアアドバイザーが求職者の希望条件に合わせて求人を紹介してもらえるサービスです。一方で、転職サイトは求人情報を集めたデータベースを提供し、求職者が自分で求人情報を検索・応募するサービスです。
具体的な違いについては以下を表に参考にしてみてください。
違いについて | 転職エージェント | 転職サイト |
---|---|---|
求人の多さ | 転職サイトと比較すると求人項目は少ない ただし、非公開求人を紹介してもらえることがある | ◎転職エージェント比較すると求人数は多い |
納得する求人に出会えるか | ◎転職エージェントがマッチしそうな求人を提案 してくれるため、比較的出会いやすい | 自分で納得する求人を探し出す必要がある |
転職スケジュールの自由さ | 転職エージェントを通しスケジューリングしていく ※経験則でいうとカウンセリングから内定まで 2〜5ヶ月ほど | ◎自分のペースで進めたいように転職活動ができる |
書類・面接対策サポート | ◎転職エージェントが履歴書・職務経歴書の添削 から面接対策まで個別にサポートしてもらえる | 自分で対策を進める必要がある 書類・面接対策の読み物コンテンツが充実しているので参考にできる |
面接の日程調整 | ◎転職エージェントが希望日程をもとに企業側と日程を調整してもらえる | 基本的に自分で企業と直接日程調整する必要がある |
年収交渉 | ◎転職エージェントが交渉 | 自分で直接企業と年収交渉する必要がある |
退職交渉 | ◎転職エージェントが交渉の仕方についてサポートしてもらえることがある | 自分で交渉する必要がある |
転職エージェントの場合、専任のキャリアアドバイザーが一人ひとりに沿って転職活動をサポートするのが特徴。自分自身で求人情報を集めたり、企業とのやりとりを行ったりする必要がなく、自分一人で転職活動をする場合と比較して負担が少ないです。
一緒に転職活動を進めてくれる伴奏者といった感じです!
また、求職者は自分の希望条件に合わせてキャリアアドバイザーから求人情報を紹介されるため、自分に合った求人に出会いやすいです。履歴書・職務経歴書の添削や面接対策も受けられ、内定率のアップにつながりやすいのもポイントです。
一方で、転職サイトは求人情報を集めたデータベースを提供するサービスです。そのため、自分で求人情報を検索し、自己PRや履歴書の作成、応募先企業とのやりとりを行う必要があります。 自分で適した求人を探す必要があり、時間や労力がかかります。
求職者自身がどのようなサポートが必要かによって、転職サイトと転職エージェントのどっちを利用するか選ぶことが大切です。
転職エージェントと転職サイトを利用する際の注意点とは?
転職エージェントを利用するうえで最も重要なことは、自分に合った求人情報を見つけるために、まずは面談をして自分のキャリアプランや希望する条件をしっかりと伝えることです。転職をする目的をしっかりと伝えることで、適した求人を紹介してもらえます。
万が一転職の目的や希望する条件がいい加減だと、なかなか満足する求人に出会うことはできません。納得感のある転職をするためにも、譲れない条件などをしっかりと考えておきましょう。
大変な作業ですが、納得する転職先に出会うためにもしっかり自分と向き合っておきましょう…!
また、転職サイトを利用する場合も同様です。自分のスキルやキャリアプランをしっかりと考慮したうえで、求人情報を検索するようにしましょう。
そのほか、求人情報に掲載されている条件や福利厚生についても十分に確認することが大切です。確認をしていない場合、いざ入社してから「思っていたのと違った」などと後悔することにつながるかもしれません。
転職エージェントとは?
転職エージェントの特徴とは?
転職エージェントは、求職者の転職活動をサポートするアドバイザーです。 求職者のニーズに合わせて求人情報を収集し、求人票に記載されていない情報や、企業の内部事情に詳しい情報を提供します。
求職者の希望条件に合わせた求人を提供することで、求職者のニーズに合った求人を探す時間を短縮できるのが特徴です。
転職エージェントのメリットとは?
転職エージェントのメリットとして挙げられるのが、職務経験やスキルに合った求人情報を紹介してもらえること。企業の雰囲気や業務内容、勤務時間や待遇、休暇制度や福利厚生など、求人情報を眺めているだけではわからないような詳細な情報を知ることができます。
また、求人情報以外にも、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策、キャリアの相談など、幅広いサポートを受けられることメリットのひとつ。自分自身では気づかないアドバイスをもらえることで、面接などで自己アピール力を高められるのでおすすめです。
さらに、非公開求人を紹介してもらえるのもメリット。なかには、待遇のよい求人に出会える可能性もあるかもしれません。
転職サイトを眺めては見つけられない企業へのチャンスがあるのも、転職エージェントならではだといえます。
私自身も、転職エージェントを通して非公開求人を紹介してもらったことがあります。
転職エージェントのデメリットとは?
転職エージェントは求人紹介だけでなく、面接対策や書類選考対策なども一緒に行ってくれるので、非常に心強いです。
とはいえ、そんな転職エージェントにも気をつけておきたいことが1つあります。それが、転職エージェントとの相性です。
同じ転職エージェントサービス内にも、さまざまなキャリアアドバイザーがいます。相性のよい人ならよいですが、「この人とはあまり合わないかもな…」と思うような人だと、なかなか思ったような求人を紹介してもらえないこともあります。
また、キャリアアドバイザーのレスポンスが遅かったり、いい加減な対応をとられることもあるかもしれません。もしそのような状況に陥った場合、せっかく時間を割いて転職活動をしているにも関わらず、時間の無駄になってしまうことも…。
相性のよい転職エージェントに出会うためにも、なるべく複数の転職エージェントに登録しておくのがおすすめ。
何人かのエージェントと話すなかで、「この人と一緒に転職活動頑張りたいな」と思えるようなを見つけることが大切です。
私は転職活動を一緒に伴奏してくれるパートナー探しといった認識で転職エージェントを使っていました。
転職サイトとは?
転職サイトの特徴とは?
転職サイトの特徴としては、
- 情報の充実度が高い
- 求人の検索機能が充実している
- 職務経歴書・面接対策などの読み物コンテンツが充実している
といったことが挙げられます。
転職サイトは、多数の企業から掲載依頼を受けた求人を多く掲載しています。企業も求人としてサイトに掲載してよいか審査をしているため、求人情報の充実度が高く、企業の募集要項や福利厚生など詳細な情報が記載されている場合が多いです。
転職サイトのメリットは?
検索機能が充実しているのがメリットとして挙げられます。希望する職種や条件に合わせて求人情報を絞り込めるため、自分に適した求人情報を探しやすいです。
さらに、転職サイトは転職エージェントと異なり人を介さないので、時間を気にする必要がありません。自分の都合に合わせて情報収集や応募手続きができる点も魅力です。
おすすめの転職サイトは以下にまとめているので、あわせてチェックしてみてくださいね!
求人情報の充実度が高く、また検索機能も備わっており、多くの人に利用されています。 さらに、面接対策など読み物コンテンツも充実しています。
なるほど!転職ガイド |転職ならdoda(デューダ)
リクナビネクスト転職成功ノウハウ
転職サイトは求人情報の充実度が高く、転職希望者にとって非常に便利なツールです。ただし、情報の信頼性や詳細性については、必ずしも保証されているわけではないため、自己判断による情報収集もあわせてするようにしましょう。
そこでおすすめなのがオープンワーク。口コミベースで求人情報だけではわからない、企業の実態を知れます。
転職サイトのデメリットとは?
転職サイトのデメリットとして、求人情報の正確性に欠ける場合があることや、情報の過剰さから情報過多に陥ってしまうといったことが挙げられます。
例えば、実際には募集が終了しているにもかかわらず、掲載が続けられているといったこともあるでしょう。また、求人情報に記載された給与や待遇が実際と異なる場合もあるかもしれません。
なかには求人情報と実態がかなりかけ離れたケースも考えられます。オープンワークなど口コミ情報も併せてチェックしておきましょう。
そのほか、応募者同士の競合が激しくなることもデメリット。転職サイトに掲載されている求人情報は一般的に公開されているため、多くの応募者が応募する傾向にあります。特に人気企業の求人では、倍率が高くなりがちなので留意しておきましょう。
転職サイトを活用する場合、上記のようなデメリットも考慮しつつ活用することが大切です。
転職エージェントと転職サイトのどっちを選ぶべき?
転職エージェントと転職サイトのどっちを選ぶべきかは、何を重視したいかによって異なります。それぞれどういう人が適しているのか解説します。どちらが合っていそうか参考にしてみてください。
転職活動において転職エージェントが適している人
就職先にこだわりたい人
自分が納得する就職先に勤めたいと思う人には、転職エージェントがおすすめです。転職エージェントは求人情報を数多く抱えており、希望する条件に応じて、自分が希望する求人情報や自分では見つけにくい求人情報を提供してもらえます。
とくにはじめての転職活動の場合、どのように進めればよいかわからないこともあるはず。そういったときの転職エージェントの存在はとても大きいです!
スピード感を持って転職をしたい人
転職エージェントは、求人情報の収集や面接調整など、転職活動の全般をサポートします。そのため、転職期間を短縮して、スピード感を持って転職活動をしたい人にも転職エージェントはおすすめです。
一番最初の転職活動では、転職エージェントを活用して1ヶ月ほどで内定承諾まで進みました!
自己分析や面接対策のアドバイスがほしい人
自己分析や面接対策は、転職活動において非常に大切な要素です。自己分析を通して自分の強みや弱みを把握し、面接に活かすことは転職成功に不可欠です。
転職エージェントであれば、本番の面接を想定した模擬面接を対応してもらえるところも多いです。
模擬面接は、面接を突破するうえで非常に役立ちました…!どう改善すればよいのかフィードバックもしっかりとしてもらいました。
また、企業と直接やりとりしている転職エージェントであれば、どういう質問がくるか把握している場合もあります。事前に想定される質問をもとに回答を準備でき、内定率アップにつなげられます。
面接の調整や条件交渉をエージェントに任せたい人
転職エージェントは、求人企業と候補者の架け橋として、求人を紹介するだけでなく、面接の日程調整、条件交渉など、転職活動においてさまざまなサポートを受けられます。
また、求人を出している企業と連携しており、内定後の給与交渉などをしてもらえるのもポイント。
私自身も、内定後に転職エージェントを通して給与交渉をしてもらい、給与アップを実現できたこともあります。
企業との交渉は、転職サイト経由だとなかなか難しい部分があるかと思います。転職がはじめての場合でも、さまざまな面でサポートしてもらえるので安心です!
転職活動において転職サイトが適している人
自分のペースで転職活動を進めたい人
自分のペースで転職活動を進めたい人は、転職サイトの活用がおすすめ。自分のスケジュールに合わせて自由に求人情報を収集し、自分自身で応募や面接のスケジュール調整をできます。
転職サイトにはさまざまな求人情報が掲載されています。自分自身で検索条件を設定することで、自分に合った求人情報を集めるようにしましょう。
また、転職サイトのなかには読み物コンテンツが充実しているサイトも多いです。企業の情報や選考に必要な書類の提出方法、面接のアドバイスなど、転職活動に必要な情報を得られます。
とにかく自由に転職活動を進めたい方にとっては、転職サイトを活用してみてもよいでしょう。
求人情報を自分で選びたい人
求人情報を自分で選びたい人にとっても、転職サイトの活用がおすすめです。
転職エージェントの場合、希望する条件や経験をもとに求人を紹介してもらえます。しかし、その求人のなかには「この求人はあまり自分に合わないかもな…」と思うことも正直あり得るでしょう。
転職サイトを使っていれば、そうした心配をする必要がなく、応募したい求人だけを自由に応募できます。
なお、応募したい求人だけに自由に応募はできますが、応募すれば内定をもらえるというわけではありません(当たり前のことではありますが…)。
内定をもらうためには、適切な履歴書・職務経歴書や面接対策が必要となります。
とくにはじめての転職の場合、どのように進めればわからない人も多いでしょう。そういった人には転職エージェントを活用して転職活動を進めるのがおすすめです。
転職活動の期間が長くても構わない人
転職活動の期間が長くても構わない人は、転職サイトを活用するのもよいでしょう。転職エージェントは、求職者が転職して企業からその手数料をもらうことが仕事です。
自分自身があまり応募に乗り気でない場合、エージェントとの間で温度感の違いを感じるかもしれません。
転職サイトであれば、転職エージェントのことを気にする必要がなく、自分のペースで転職活動を進められます。転職活動を本格的にする前の情報収集として、転職サイトを活用するのもおすすめです。
転職サイトとエージェントの併用もおすすめ
最近では、より効率的な転職活動にするため、転職エージェントと転職サイトを併用する人もいます。
例えば、転職エージェントに登録して自分に合った求人情報を受け取りながら、転職サイトも活用して自分で希望条件に合った求人をさらに探すといった感じです。
仕事しながら転職活動をする場合、転職活動になかなか時間が取れないこともあるかもしれません。そういった場合はどちらかに絞って行うなど、バランスを見て活動するようにしましょう。
私が転職活動をしていたときは、転職エージェントメインで使いつつ、補助的な役割として転職サイトを併用していました!
おすすめの転職エージェント
DODA
- 業界大手で求人数が18万件以上(2023年3月現在)
- 転職エージェントと転職サイトの両方を兼ね備えているのはdodaだけ!
- 転職に関するセミナーが充実
- グローバルキャリアアドバイザーがいるので、海外転職に興味がある人にもおすすめ
リクルートエージェント
- 業界最大手であるリクルートグループが運営
- 27万件以上の非公開求人を取り扱っている(2023年3月時点)
- さまざまな業界・職種に対応しており、バランスのとれたエージェントサービス
マイナビーエージェント
- マイナビグループが運営する大手転職エージェントサービス
- 20〜30代の若手層向けの求人の取り扱いが豊富
- 求人数はdodaやリクルートより少なめだが、サポートが手厚い
JACリクルートメント
- ハイクラス求人を多く扱っており、年収アップを実現したい人におすすめ
- 業界に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍
- 外資系企業の求人が豊富
エージェントセブン
- IT・Web・ゲーム業界に特化した少数精鋭の転職エージェント
- チーム(複数人)で求職者1人の転職活動をサポート
- 履歴書・職務経歴書の添削、面接対策が充実
おすすめ転職サイト
DODA
- 業界大手で求人数が18万件以上(2023年3月現在)
- 転職エージェントと転職サイトの両方を兼ね備えているのはdodaだけ!
- 転職に関するセミナーが充実
- 職務経歴書・面接対策などの読み物コンテンツが充実
マイナビ転職
- 20〜30代向けの求人が豊富で、未経験向けの求人も多い
- スカウト機能が充実しており、企業との接点が多い
- 転職フェアなどセミナー・イベント関連も充実
リクナビネクスト
- 人材最大手のリクルートグループが運営
- 10万件以上の求人を保有(2023年3月時点)
- 「グッドポイント診断」などコンテンツが充実
ビズリーチ
- 大手企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く
- ハイクラス向けの求人も多く、求人の質が高い
- 高年収の求人も多く、年収アップを狙いたい人におすすめ
転職エージェントを利用した転職活動の流れ
まずは転職エージェントに登録
転職エージェントを利用する場合は、まずエージェントに登録することが必要です。登録には、エージェントのホームページからのオンラインで簡単に登録できます。
登録後は、キャリアアドバイザーから連絡があり、面談の日程調整に移ります。
キャリアアドバイザーと面談
面談で日程調整をしたら、今度はキャリアアドバイザーとの面談になります。事前に履歴書や職務経歴書を作成している場合は、面談前に送付しておくとその後がスムーズです。
私の経験上、面談前に「履歴書や職務経歴書があれば事前に送付してください」といった連絡が来ることが多かったので、先んじて作っておくのがおすすめです!
実際の面談では、転職の目的や希望する条件などをすり合わせます。また、必要であれば履歴書・職務経歴書の添削もしてもらえるのでぜひ活用してみましょう。
履歴書・職務経歴書の添削は絶対やっておいた方がよいです!活用できるものはとことん活用しましょう。
求人を紹介してもらう
希望する条件のすり合わせができれば、転職エージェントから希望条件に合った求人情報を紹介してもらえます。
私自身の経験上、面談した後にメールにて自分に適した求人が送られてきます。送られてきた求人をもとに、応募するかどうかを判断することになります。
なお、紹介された求人についてはすべて応募しなければならないというわけではないので安心してくださいね…!
※むしろ紹介した求人についてすべて応募を強制してくるような転職エージェントの場合、そのエージェントを活用しないでよいと思います!そうしたエージェントは、求職者というよりむしろ自分の利益を中心に考えている可能性が高いです。
後悔のない転職活動をするためにも、相性がよくないエージェントに出会ったときは担当者を変えてもらう、もしくはエージェントの会社を変更するといったことも検討してみましょう。
転職エージェントも人間なので、合う合わないはあります。合わないときは遠慮せず伝えるようにしましょう!
履歴書・職務経歴書の添削をしてもらい、求人に応募する
応募する求人を選定するのと並行して、履歴書と職務経歴書の添削もお願いしましょう。転職活動において、履歴書・職務経歴書は非常に大切です。
新卒の就職活動と比較して、一般的には書類は通りにくい傾向にあると思っておいた方がよいと思います。マイナビ転職によると、書類通過率は30〜50%との記載があります。
【転職活動、何社応募した?】平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?
「転職活動なんて楽勝だろう」と思っていると、書類で思ったよりバンバン落ちます…涙
どういったことが強みで、どういったスキルで会社に貢献できるのか、しっかりと書類上で整理して魅力的な履歴書・職務経歴書にしておきましょう。
面接日程の調整後、面接対策・面接を受ける
求人に応募して書類が通過したあとは、エージェントを通じて面接の日程調整を行います。
私の経験を振り返ると、転職エージェントから希望日程を3つ送って欲しい旨の連絡をもらうことが一般的でした。
自身の予定と比較して、面接を受けられそうな日程を送りましょう。
なお、面接日が決まったら、あわせて面接対策もお願いするようにしましょう。転職エージェント側から面接対策の提案をしてもらえることもありますが、何も言われないケースもあります。
転職活動は、内定先次第で人生を大きく左右しうる大切な局面です。「使えるものすべて使う」くらいの勢いで、ぜひ面接対策もお願いしてみましょう。
内定後の手続き(内定者面談、給与交渉)
面接を複数回した後、内定が出たとします。転職活動は内定が出たらそれで終わりではありません。内定後には内定者面談があり、給与は勤務体系など、入社前の詳細な情報を聞くことができます。
内定者面談は選考ではないので、気になっていたけど面接でなかなか聞けなかったことをどんどん聞いちゃいましょう。
残業時間や職場の同僚、部署の雰囲気など、少しでも疑問に思ったらここで解消するようにしましょう!
ここで気を遣って何も聞かずにいると、かえって入社後に「こんなはずではなかった…」と後悔することにもつながります。
また、内定者面談で給与の提示が出た後、状況にもよりますが給与交渉ができるケースもあります。エージェントが企業側と交渉するのでとくにやることはないですが、希望が必ずしも通るわけではありません。
給与交渉する際は、どの金額が妥協点なのかあらかじめ考慮しておくのがおすすめです。
内定承諾後は退職交渉が必要
内定者面談が無事に終了して内定承諾したら、現職との退職交渉が待っています。私自身も何度か退職交渉をしていますが、正直面接よりも辛いときが多かったです…。
お世話になった人に辞めるとはなかなか言いにくいですよね…。
これまで思い入れのある同僚や上司に辞めるとなかなか言い出しにくく、「辞めるといったらなんと言われるかな…」などとあれこれ考えたりもしていました。
ですが、転職をするということは、より自分自身が幸せになるための決断をしたということ。今後の自分の幸せのためにも、勇気を持って交渉に臨んでみてください。
退職交渉のやり方に迷った際は、以下の動画が参考になるのでぜひ見てみてください。
転職エージェントと転職サイトの違いを把握しておこう
転職エージェントと転職サイトの違いを簡単にまとめると、以下の通りになります。
違いについて | 転職エージェント | 転職サイト |
---|---|---|
求人の多さ | 転職サイトと比較すると求人項目は少ない ただし、非公開求人を紹介してくれることがある | ◎転職エージェント比較すると求人数は多い |
納得する求人に出会えるか | ◎転職エージェントがマッチしそうな求人を提案 してくれるため、比較的出会いやすい | 自分で納得する求人を探し出す必要がある |
転職スケジュールの自由さ | 転職エージェントを通しスケジューリングしていく ※経験則でいうとカウンセリングから内定まで 2〜5ヶ月ほど | ◎自分のペースで進めたいように転職活動ができる |
書類・面接対策サポート | ◎転職エージェントが履歴書・職務経歴書の添削 から面接対策まで個別にサポートしてくれる | 自分で対策を進める必要がある 書類・面接対策の読み物コンテンツが充実しているので参考にできる |
面接の日程調整 | ◎転職エージェントが希望日程をもとに企業側と日程を調整してくれる | 基本的に自分で企業と直接日程調整する必要がある |
年収交渉 | ◎転職エージェントが交渉してくれる | 自分で直接企業と年収交渉する必要がある |
退職交渉 | ◎転職エージェントが交渉の仕方についてサポートしてくれることがある | 自分で交渉する必要がある |
転職活動の状況など加味したうえで、適したサービスを選ぶようにしましょう。なお、はじめての転職活動の際は、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントを活用すれば、これまでの経験にマッチした求人を紹介してもらえるだけでなく、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策などのサポートも受けられます。
よくある質問
- 転職エージェントに登録する際、費用はかかるの?
-
転職エージェントは登録から内定・入社まで無料で利用できます。私自身、これまで数多くの転職エージェントを使ってきましたが、お金がかかることは一切ありませんでした。
転職エージェントは、求職者が転職成功したときに、企業側から手数料をもらう仕組みを採用しています。お金がかからず転職サポートをしてもらえるのでありがたいですね。
- 転職エージェントに登録したら必ず内定がもらえるのでしょうか?
-
転職エージェントに登録したからといって、必ずしも内定がもらえるわけではありません。転職エージェントは求職者(転職活動をしている人)を企業に推薦しますが、採用するかどうかは企業次第です。
また、転職エージェントを利用した場合でも、自分で求人を探す場合と同様に、自分自身のスキルや経験が求められます。
- 転職エージェントの登録社数は?
-
ど複数登録しておくのがおすすめ。複数登録しておくことで、
- 自分に合ったエージェントを比較・選択できる
- 目的に合わせてエージェントを使い分けられる
- 様々な視点からアドバイスをもらえる
- 応募できる求人の幅を広げることができる
- 独占案件をカバーできる
といったメリットが受けられます。
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