社会人になってからなんとなく日々生きづらさを感じていたり、職場の人間関係に疲弊したりすることはありませんか…? 私は社会人になってから数年経ちますが、社会人になりたての頃は
- 上司にとにかく怒られないように行動しよう
- 今日の上司の機嫌はどうだろう
などと日々思いながら過ごしていました。また、上司がほかの部下を怒っているところを見ると、まるで自分が怒られているように感じることもしばしば…。
社会人になって過ごしていくうちに、「自分は繊細なんだな」とだんだん思うようになりました。他人の言動などに反応したくなくても、いちいち反応してしまい、結果として疲弊してしまう。
もし上記のような項目に当てはまる場合、あなたもその繊細さを持ちあわせた一人、なのかもしれません。しかし、それは悪いことではなく、生まれ持った特性であり、むしろ繊細だからこそ活かせることもたくさんあると思うんです。
ということでこの記事では、繊細な人の特徴や抱えやすい悩み、さらには繊細な人の強みについて解説します。自分が繊細な人かどうか気になる人は、ぜひ読み進めてもらえると嬉しいです。
繊細な人の特徴とは?
繊細な人の定義とは?
繊細な人とは、感受性が豊かで、ほかの人の気持ちや環境に敏感な人を指します。周りの人や状況に対して強い共感を持ち、さらには自分自身の感情にも敏感です。HSP(Highly Sensitive Person)といわれることもあり、HSPは生まれ持った性質だといわれています。
HSPについては以下のリンクに詳しく記載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
HSPと言われることも多いですが、実際にはどういう特徴があるのかご紹介します。
繊細な人の特徴の例
感受性が豊かであること
繊細な人は、強い共感力を持っています。「この人はどういうことを考えているんだろう」などと他人の気持ちや状況に敏感で、感性が豊かな傾向にあります。周りの人々と感情的なつながりを持ち、その人々の問題や悩みに共感しやすいことも特徴です。
細かい点に気がつく
細かい点に敏感なことも繊細な人の特徴だといえます。微細な変化や感覚にも気がつきやすく、美術品や音楽など、繊細な表現に魅了されることが多いです。また、環境の変化にも敏感で、物事の細かい変化にも気がつきます。
仕事面においても、ほかの人が見過ごしていたミスなど、細かい部分まで気がつく傾向にあります。
外的刺激に敏感
外的刺激に敏感なことも特徴のひとつです。騒音や強い匂い、人混みなどの外的刺激に影響を受けやすい傾向にあります。
私自身も音と光に影響を受けやすく、例えば夜寝るときの外のちょっとした音が気になって目が覚めてしまうことも多いです。
(なので毎日耳栓は必須です…。)
ストレスを受けたり疲れたりすることが多く、人混みや騒がしい場所よりも、静かで落ち着いた場所を好む人も多いかと思います。
繊細な人が抱えやすい悩みとは?
上記のような特徴に当てはまる人のなかには、日々なんとなく生きづらさを感じる人も多いのではないでしょうか?具体的にどういった悩みがあるのか考えてみましょう。
感情が乱高下しやすい
繊細な人が抱える悩みの一つに、感情が乱高下しやすいことが挙げられます。繊細な人は感情が豊かであるため、その感情が急に高ぶったり、落ち込んだりすることがあります。
私自身も喜怒哀楽が激しく、疲れているときなどは顔に出てしまっているようです。そしてその感情のジェットコースターに自分自身が疲れてしまうことも…。人によっては、周囲から理解されずに孤独を感じることもあるかもしれません。
刺激に敏感に反応してしまう
繊細な人は音や光、匂いなどの刺激に敏感であるため、大勢の人が集まる場所や騒がしい場所など、繊細な人にとって刺激が強すぎる場合があります。
私も営業職として社会人生活がスタートしたのですが、社内の大人数で飲み会があると聞いたときなど、正直「行きたくない…」という感情をよく抱いていました。参加したときは、終わった後はいつもぐったりとしていたことを今でも鮮明に覚えています…。
自己評価が低い(自尊心が低い)
自己評価が低いことも繊細な人が抱える悩みの一つでしょう。繊細な人のなかには「私なんて…」とよく自分を低く評価することも多いのではないでしょうか?
繊細な人は、自分自身にストイックな傾向があり、自分の能力や価値を過小評価してしまうことがあります。自信を持てないことが多く、自己表現や社交面で苦労することも多いでしょう。
繊細な人だからこそ注意しておきたいこととは?
繊細な人は感情の起伏が激しくなったり、「私なんて…」と自己評価が低くなったりといった悩みを抱えがち。そんな繊細な自覚がある人は、繊細がゆえにあらかじめ注意しておいた方がよいこともいくつかあると思うんです。
ここでは、繊細な人だからこそ考えておきたい注意事項について考えてみます。繊細な自分を守るためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ストレスに影響を受けやすい
繊細な人は外部からの影響を受けやすいがゆえに、ストレスを抱えやすいことが多いかと思います。人によっては、ストレスが原因で体調不良や心理的な不調を起こすことも少なくないでしょう。
日々健康的でいるためには、ストレスの対処法を知り、ストレスを減らすことが大切です。
ストレスを抱え込まないためにはストレスの原因を知ることが大切
繊細な人のなかには、ストレスを感じたとき、原因などあまり考えずに「なんとなく日々辛いな」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そういう場合は、ストレスを感じる部分など具体的に書き出してみるのがおすすめです。
書き出すことで気持ちがスッキリしますし、自分と向き合いながら「こういうことが原因だったのか…!」と新たな発見につながることもあるかもしれません。
また、「しっかり自分と向き合って自分らしく生きたい」と考えている人には、マツオカミキさんの「自己探索ノート」がおすすめです。
それぞれのページに問いがあり、それに答えていくなかで自分らしい生き方を見つけるヒントが得られます。気になる人は、下記のリンクをチェックしてみてくださいね!
仕事でこれ以上辛い思いをしたくない人は転職もひとつの手段
また、仕事で日々影響を受けており大変な思いをしているような場合、転職するということも一つの方法です。「転職」と聞くと大変そうなイメージを持つ人も多いかもしれませんが、以前と比較すると転職は一般的になっており、コロナも影響も少なくなってきて追い風になりつつあります。
とはいえ、転職をするといってもどう進めればよいかわからない人もいるでしょう。そんな人には転職エージェントのサービスを活用するのもおすすめです。無料で転職相談はもちろん、一人ひとりにあった求人を紹介してもらえます。
私自身4回の転職経験があり、多くの転職エージェントを活用させていただきました。おかげで現在は営業職からキャリアチェンジして、大手企業で自分らしく働けているなと日々感じています。気になる方は、以下の転職エージェントをぜひ試してみてください。
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自己主張が苦手な傾向にある
繊細な人は、自己主張が苦手な傾向にあることも注意しておきたい点としてあります。自分の考えや意見をしっかりと言い出せず、それが原因で勘違いを引き起こしてしまうケースもあるかもしれません。
また、「協調性を持ちなさい」と言われて育ってきたため、繊細な人のなかには、「自己主張すること=悪」という風に捉えている人もいるでしょう。私自身、大勢のなかだとなかなか自分の意見を言えずに後悔したことが何度もありました…。
やりたいことが言えないときはあえて「〇〇やります」宣言
やりたいことがあるけどなかなか自己主張できないときは、勇気がいるけれども、それでも「〇〇をやります」と宣言してしまうはひとつアリかなと思っています。
繊細な人の多くは真面目な人だと思うので、「〇〇をやります」と宣言してしてしまえば、責任を感じて動こうとするはず。そうしてやりたいことに向けて行動していれば、現状を打開する何かにつながりやすく個人的にはおすすめです。
決定を下すのが苦手
繊細な人は、自分がリスクを背負うことに対して不安を感じやすく、決定を下すことに迷いや不安を感じることがあります。また、細かい点に気がつくため、一つの問題に対して多くの要素を考えがちです。しかし、それゆえに決定を下すのを難しくしてしまうこともあるでしょう。
こうしたケースでは、自分が何を求めているのかを明確にすることが大切です。ノートなどに問題を整理し、可視化していくなかで、自分自身が納得のいく決定を下しやすくなります。
繊細な人が自分を受け入れる方法とは?
繊細な人のなかには、なかなか自分自身を受け入れにくい人も多いかと思います。しかし、自分を受け入れることで生きやすさも感じやすくなるはず。
そのためには、自己肯定感を高めることが自分を受け入れるための大切なステップだといえます。自己肯定感を高めるためにどういう方法があるのか解説します。
自分を認めてあげる
まず大切なことは、自分自身を認めてあげること。ノートなどに書き出しながら、自分がどのような人間であるかを理解するよう努めてみてください。
そこで大切なのが、「やっぱり自分はダメだな…」などと自分を下げないこと。自分自身を肯定的に受け入れることが、自分を受け入れることにつながります。
これまでの成功体験を振り返ること
過去の成功体験を振り返ることもおすすめの方法の一つです。ノートなどに自分自身がこれまで達成したことを思い出してみてください。
このときに注意しておきたいのが、成功体験の大小を気にしないことです。例え小さくても、その成功体験は立派な成功体験です。書き出してみることで「これまでこんなに成功体験があったんだ」と自分自身をどんどん肯定してみましょう。
自分自身に寛容であること
自分自身に寛容であることも、自己肯定感を高めるための大切なステップです。繊細な人のなかにはつい完璧を求めてしまう人も少なくないでしょう。
「完璧じゃないけど、まあいっか」などとある意味適当な自分自身を許してみてください。最初は抵抗感があるかもしれませんが、次第に自分を受け入れ、自己肯定感を高めることにつながります。
繊細な人の強みとは?
ここまでどちらかというと繊細な人のネガティブな面を述べてきましたが、繊細だからこその強みもたくさんあります。ここでは、繊細な人の強みについて考えてみます。
感受性が高い
繊細な人は、自分や周りの人たちの感情に敏感です。そのため細かな変化に気づきやすい傾向があり、「この人はこういうことを考えているのかな」などと人々の心情を理解する能力に優れている傾向にあります。
相手の考えていることを先読みして行動したり、人の痛み・苦しみなどにも共感できるので、自然とその人に寄り添った言動ができたりすることも多いでしょう。
創造力が豊か
繊細な人は、自分の内面からインスピレーションを得て、芸術や文学、音楽などの分野で才能を発揮することが多いです。
創造性に富んでいるため、常に新しいアイデアや視点を持ちつつ、柔軟な発想を持って物事を考えられるでしょう。仕事場でユニークなアイデアを思いついて提案すれば、そのアイデアが重宝されることもあるかもしれません。
仕事が丁寧でコツコツと進められる
繊細な人は仕事面でもその強みを活かすことができます。細かいことに気がつきやすく、仕事も丁寧に進められるでしょう。また、「ここはミスが起きそうな箇所だな」と先回りしてミスを予測することも多く、危機管理能力にも優れているといえます。
粘り強い人も多いのも特徴で、コツコツと努力を積み重ねられる人も多いのではないでしょうか。私自身も英語学習を毎日続けており、オンライン英会話は一年以上毎日欠かさず続けられています。
繊細な人が向いている仕事の特徴とは?
繊細な人にとって、自分の性格に合わない職場で働くことは、ストレスや不安を引き起こすことにつながります。ここでは繊細な人が向いている仕事について考えてみます。
繊細な人が向いている仕事の特徴
精神的な余裕が必要であること
繊細な人は、感情やストレスに敏感であることが多いため、仕事において精神的な余裕が必要です。あまり精神的に余裕がない職場だと、自分自身がいっぱいいっぱいになってしまうケースも多くなりがちです。
そのため、定期的な休暇が取れる職場やフレックス勤務できる場所で働く職場など、比較的自由度のある仕事がおすすめです。
もし、今の仕事で日々影響を受けており大変な思いをしているような場合、転職するということも一つの方法です。どう転職活動を進めればよいかわからない人は、転職エージェントのサービスを活用がおすすめです。無料で転職相談はもちろん、一人ひとりにあった求人を紹介してもらえます。気になる方は、以下の転職エージェントをぜひ試してみてください。
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自己表現ができる仕事であること
繊細な人のなかには、内面に秘めた豊かな感性を持っている人も多く、そうした人にはクリエイティブな仕事もおすすめです。例えばアーティストやライター、音楽家など、自己表現ができる職種に就くことで、自分の感性を活かせるでしょう。
私自身も、現在ウェブディレクターとしてクリエイティブな領域で働いています。過去にはフリーランス でライターとして活動したこともありました。自分のまわりを見渡してみても、クリエイティブ領域にいる人のなかには、繊細な性格を持ちあわせている人もいるように感じます。
ちなみにライターに興味があるけど何から始めればわからないという人は、クラウドソーシングから始めてみるのもおすすめです。さまざまなライティング案件があり、まずは副業として挑戦してみるのもよいでしょう。
下記に私が使っていたクラウドソーシングサービスについてリンクを貼っておきます。フリーランス初期の際によくお世話になり、これまでランサーズ上で200件以上のお仕事を受注してきました。
人間関係が良好な職場であること
上司が極端に怖い人だったり、職場がギスギスしているような場合、繊細な人はその場にいるだけで疲弊しやすいです。私自身、職場がギスギスして罵声が飛び交うような環境で働いていたときは、毎日あまり眠れず、胃がキリキリしていました…。
上記のような心配をあまりすることのない人間関係が良好な職場であれば、萎縮することなく自分の力を発揮しやすいといえます。
繊細なことは悪いことではない
繊細であるがゆえに必要ないことまで考えてしまい、疲弊してしまうことがあるかもしれません。しかし、繊細であることは悪いことではなく、繊細だからこその強みもたくさんあり、活かし方次第では職場への大きな貢献につながることもあるでしょう。
もし現在の仕事・職場が辛くて耐えられないと感じているなら、転職するのも一つの方法です。転職エージェントを活用すれば、転職相談はもちろん、一人ひとりにあった求人を紹介してもらえます。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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