転職回数が多いことで、
- 書類選考で全部落とされそう
- この先のことを考えたら不安でしょうがない…
などと思う人もいるでしょう。確かに転職回数が多くなると、選考で不利になるケースもあるといえます。
しかし、転職エージェントなどを活用してしっかりと対策をしておけば、採用されるチャンスは十分にあります。
今回は、転職理由が多くても人生終わりではない理由や、今後さらに転職回数を増やさないために考えておきたいことについてご紹介します。
転職回数の多さで悩んでいる人やこれ以上転職回数を増やしたくない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも転職をする理由とは?
転職をしている人は、一体どういう理由で転職をしているのでしょうか…?
前職での不満やストレスが原因
仕事内容や業務量に不満がある
前職の仕事内容や業務量が合わないと感じる人は、ストレスを感じやすくなります。私自身、過去に朝6時台から夜の9時〜10時頃まで働いていた際、仕事が終わっても次の日の仕事について考えてしまい、眠れない日々を過ごしていました。
また、眠れたとしても、朝の3時台など早い時間にに目が覚めてしまい、心身ともに擦り減った時期を過ごしていました…。
あの時期はもう繰り返したくない…。
そうした環境から逃れるために転職をした経験がありますが、もし転職後にまた同じような環境に遭遇すれば、再び転職をして転職回数が多くなってしまうことがあるでしょう。
また、自分自身のスキルに合わない仕事を長期間続けると、ストレスや不満がたまりやすくなります。
ある程度の負荷であれば「もっと勉強して頑張ろう」と前向きに思うこともあるかもしれませんが、求められるスキルが高すぎると、プレッシャーに感じて転職を考えるケースも考えられます。
上司や同僚との人間関係に悩んでいる
職場での人間関係は、ストレスが溜まりやすい原因のひとつだといえます。上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかないと、ストレスを感じるだけでなく、仕事へのモチベーションが下がり転職理由につながることが考えられます。
私自身も以前勤めていた会社で、ほかの同僚が上司からパワハラを受けていました。その場の空気が凍りつくような環境もキツかったのですが、私の場合、まるで自分が怒られているようにも感じてしまい、転職を考えるようになりました…。
給与や待遇に不満がある
そのほか、転職が一般的な人のなかには、給与や待遇に不満を感じる人もいるのではないでしょうか。私自身、過去に給与の減額が原因で(そのときは自分の仕事の評価や会社の業績に関係ない要因でした)転職したことがあります。
そうして転職した後も、数年経過してスキルをさらに身につけた後、よりよい給料・待遇を求めて転職を繰り返す人もいるでしょう。
海外では日本より転職が一般的な国が多く、スキルアップや高待遇の給料を提示してくれる企業があればどんどん転職します。
自己成長の欲求が強い(キャリアアップが限られる)
一つの職場で一定期間仕事をしていると、キャリアアップが限られていると感じてしまう人もいます。例えば、
- 今後こういうことをやってみたい
- もっと仕事をして成長したい
などと思っても、現在の職場だと理想とのギャップを感じてしまうケースなどです。
そういう場合は、「新しい職場・業界で働くことで、新たなスキルを習得して成長できるかも…?」と期待して転職を繰り返し、結果的に転職回数が多くなっているケースもあるでしょう。
私も過去に4回転職していますが、この理由が一番多いです。1つ例を挙げると、過去にウェブ編集者として働いていた際、「もっとWEB全般に関する知識を身につけて仕事に活かしたい」と思い、プライベートで4ヶ月間、オンラインのプログラミングスクールを受講していました。
受講後は、「せっかく学んだんだから何か還元しないと…!」と思っており、業務効率化のための独自システムを開発するなど、さまざまなことを提案していました。
そのことが評価につながり嬉しかったですが、「プログラミング知識をさらに活かせるような場所で働きたい」と次第に考えるようになり、結果として転職を決意しています。
職場の文化や風土に合わない
会社の方針や理念に共感できない
自分が大切にしている価値観や目標と、会社の方針や理念が合わない場合、モチベーションが下がってしまうことがあります。
例えば、自分は顧客との関係性もしっかりと大切にしたいと思っている一方で、会社は目先の利益ばかり追っており、顧客との関係性をないがしろにしているケースなどです。共感できない方針や理念がある場合、転職を考える人が多いです。
意見やアイデアが受け入れられない職場環境にいる
「もっとこうした方がよいと思います」などと積極的にアイデアや意見を出しても受け入れてもらえず、自分の能力を発揮できない場合に転職を考えることがあります。
とくに大手企業に勤めている場合、アイデアや意見を出しても、上層部が従来のやり方から変えようとしないことも少なくありません。
そうしたことが続くなかで、自分のなかでよい刺激が得られず、ベンチャーなどよい大きな裁量権を求めて転職するといったこともあるでしょう。
転職回数が多くても人生終わりではない理由とは?
転職回数が多いと、
- 忍耐性がなさそう
- コミュニケーションが苦手そう
- すぐに何かと不満を持つ他責思考な人
などと思われることを危惧している人もいるかもしれません。確かに、転職回数が多くなると書類選考が通りにくくなるといったことはあります。
しかし、転職を繰り返すなかでキャリアアップしている人もたくさんいます。ここでは、転職回数が多くても人生が終わりではない理由について解説します。
短期間の雇用でも成果を出すことができれば評価されるため
たとえ短期間の雇用であっても、在籍していた会社でそれぞれ成果を出しているのであれば、転職回数がマイナスになることはあまりないといえるでしょう。
私自身も転職をこれまで4回していますが、長くても就業期間は2年ほどでした。しかし、面接の際に在籍していたそれぞれの会社での実績をアピールすることで、内定をもらうことはできています。
ちなみに転職を考えている人は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。私自身もこれまで短期離職2回しているなかで、内定をもらうための履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策など、さまざまなことをフォローしてもらいました。
おかげで現在は営業職からキャリアチェンジして、大手企業で自分らしく働けているなと日々感じています。気になる方は、以下の転職エージェントをぜひ試してみてください。
転職エージェントとひとくちに言ってもその種類はさまざま。迷っている方は下記の転職エージェントをチェックしてみてください!
doda
- 業界大手で求人数が18万件以上(2023年3月現在)
- 転職エージェントと転職サイトの両方を兼ね備えているのはdodaだけ!
- グローバルキャリアアドバイザーがいるので、海外転職に興味がある人にもおすすめ
リクルートエージェント
- 業業界最大手であるリクルートグループが運営
- 27万件以上の非公開求人を取り扱っている(2023年3月時点)
- さまざまな業界・職種に対応しており、バランスのとれたエージェントサービス
マイナビエージェント
- マイナビグループが運営する大手転職エージェントサービス
- 20〜30代の若手層向けの求人の取り扱いが豊富
- 求人数はdodaやリクルートより少なめだが、サポートが手厚い
転職回数が多いことで得られる経験やスキルもあるため
転職回数が多いことで得られる経験やスキルもあります。例えば、これまでとは異なる業界や職種で働くことで、今まで触れてこなかった新たなスキルを習得でき、仕事の幅がより広がるかもしれません。
また、さまざまな職場で働くということは、それだけ多くの人と一緒に仕事をすることになります。そのなかで、柔軟性や広い視野、コミュニケーション能力、問題解決能力などの向上が期待できます。
面接での説明次第で、転職回数がネガティブに評価されないため
転職回数が多い場合でも、前向きな姿勢や成長意欲をアピールすれば、転職回数をプラスに評価してもらうことがあります。
例えば、新たなチャレンジを通して自分自身を成長させるために転職を何度か繰り返してきたとします。
その場合、前向きな姿勢でこれまで培ったスキルについてアピールすることで、転職回数がプラスの評価となることも考えられます。
転職回数が多いことで、よりよい職場や仕事に出会える可能性もあるため
これまで多くの職場や業界を経験しているがゆえに、自分が求める条件や理想の職場が明確になる場合があります。
例えば、以前の職場で人間関係に悩んだ経験があると仮定しましょう。今後はコミュニケーションが取りやすく、協調性のある職場を求めるようになるかもしれません。
また、転職を何度かするなかで、仕事・プロジェクトで自分が得意な分野や興味を持つ分野が見えてくることもあります。転職を通して自己理解が深まっていけば、より自分に合った職場や仕事を選べるようになります。
ただし、転職回数が多いことがネガティブに働く場合も少なくありません。実際、転職回数が多いと転職活動の際に書類が通りにくくなります。私自身、転職回数が多いことが原因で書類選考でお見送りになったケースもありました。
とはいえ、転職回数が多くても、プラスに転じるようできるだけ前向きな姿勢や成長意欲をアピールできれば採用される可能性はあります。
どういうふうにアピールすればよいかわからない人は、転職エージェントの活用をぜひ検討してみてください。
一人で転職活動しようと思っても、どこから手をつければよいかわからず、うまく進まないケースが多いでしょう。
転職エージェントに相談すれば、プロの目線で書類・面接対策などプロの目線からアドバイスがもらえます。
転職エージェントとひとくちに言ってもその種類はさまざま。迷っている方は下記の転職エージェントをチェックしてみてください!
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- 20〜30代の若手層向けの求人の取り扱いが豊富
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今後さらに転職回数が多くなる前に考えておきたいこと
転職回数が多くなると、転職活動の回数も増えて、それだけ労力もかかります。転職回数がさらに多くなる前に今後のキャリアが明確になっていれば、余計な転職をしなくて済むこともあるでしょう。
ここでは、今後さらに転職回数が多くなる前に考えておきたいことについてご紹介します。
職場での自分の価値観や要望を明確にする
転職を考える前に、自分自身が求める職場や仕事の条件を明確にすることが大切です。具体的には、以下のようなことを考えてみましょう。
自分が何を求めているのかを考えてみる
自分が求める職場や仕事の条件を考える際には、まず自分が何を求めているのかを考えることが重要です。なんとなく転職活動をして転職しても、転職先で再び不満が出て転職を繰り返す可能性もあります。
自分が抱えている不満や課題、そして将来的なキャリアプランに合わせて、求める条件を整理してみるのがおすすめです。
自分の強みやスキルを把握する
自分の強みやスキルを把握することで、どのような職場や仕事に向いているのかを考えることができます。これまでの経歴を振り返って、自分が得意とすることや、特に力を発揮できる分野について整理してみてください。
自分との対話を通して自分自身を整理していくなかで、
- もしかしてこういう仕事得意かも…!
- こういう仕事はあまり向いていないかもな
- こういう環境だと力が発揮できるかも
などと新たな発見につながるかもしれません。
ちなみに自分の強みがあまり思い浮かばない人は、ストレングスファインダーを試してみるのもおすすめです。私自身も昔、ストレングスファインダーで自分の強みを改めて再認識することができました。
自分が働きやすい職場環境を考える
職場環境も、転職先を選ぶうえで重要なポイントの一つです。これまでの経験を振り返って、自分が働きやすい環境とは何かを考え、それに合わせた転職先を探してみましょう。
例えば、私の場合だと
- 風通しがよく、上司や同僚とフラットにコミュニケーションが取れる職場
- 評価体制に偏りがなく、フラットである
- 裁量権があり、一人ひとり意見を尊重する風土があること
といったことが挙げられます。このあたりは一人ひとり求めるものは違ってくるはずなので、他人の意見に流されず、しっかりと考えてみましょう。
転職先の情報をよく調べる
企業の公式サイトや採用ページを調べる
転職を考える際には、転職先の情報をよく調べることが大切です。具体的には、企業の公式サイトや採用ページを調べるようにしましょう。これにより、企業の業績や事業内容、働く環境や福利厚生など、様々な情報を得られます。
また、企業の公式サイトや採用ページを調べることで、企業の事業内容やビジョン、どういった人物が求められているのかといったことを把握できるのでおすすめです。
また、最近では企業の口コミサイトもGoogleで調べると多く出てきますよね。口コミサイトを活用すれば、会社のリアルな実態を詳しく把握でき、転職後に「こんなはずではなかった…」といったギャップを防ぐことにもつながります。
なかでもおすすめなのがオープンワーク。老舗サイトで口コミ数が多く、私自身も転職活動のときは参照するようにしていました。社風や労働環境だけでなく、実際の給与や残業時間などもわかり、自分と合っていそうかどうかよりイメージしやすいでしょう。
転職サイトを活用する
企業の公式ページのほか、転職サイトも活用してみましょう。転職サイトには数多くの求人が掲載されており、求める人物象や給与、労働環境などを調べられます。
求人情報のほか、履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのコンテンツも閲覧できます。例えばdodaであれば、転職活動のステップごとにそれぞれコンテンツがあり、具体的にどう進めればよいかわかるのでおすすめです。
転職活動に活かせる内容も多く記載されているので、ぜひチェックしてみてください。
転職先の情報を調べて転職に前向きになったら、転職エージェントをあわせて活用してみるのがおすすめです。求人情報にない生の情報をもらえたり、転職サイトの載っていない求人を紹介してもらえたりすることもあります。
また、求職者一人ひとりにあった書類・面接対策、今後のキャリアについても相談に乗ってくれるので、より納得感のある転職活動につながりやすいでしょう。
転職回数が多すぎると転職活動が難しくなることもある
企業側の視点に立って考えると、入社してくれた人はできるだけ長く働いてほしいと思っているはずです。企業側から見ると、転職回数が多い人は安定性がなく、「うちに入社してもすぐに辞めるんだろうな」などとネガティブに思われる可能性が考えられます。
私自身が体験していることですが、転職回数が多くなってくると、一般的には書類選考でお見送りになってしまうケースが増えてきます。面接で挽回しようと思っても、その機会さえもらえず悔しい思いをしたこともあります。
転職回数が多いからといってノーチャンスではない
とはいえ、ひと昔前に比べると転職自体は一般的になってきており、転職回数をそこまで気にしない企業も一定数存在しています。
私自身、10年未満のキャリアで短期離職2回、転職回数4回の経験があっても、現在5,000人規模の大手企業で働けています。
転職回数が多くなったからといってノーチャンスというわけでありません。履歴書・職務経歴書の書き方や面接での伝え方次第で挽回できる機会はあります。そのためにも、転職エージェントなどプロの目線を活用して、後悔のない転職活動につなげることが大切です。
将来のキャリアプランを考える
転職は人生の中で多くの人が経験するものですが、転職回数が増えると就職活動に影響が出る可能性があります。そこで、将来的なキャリアプランを考えておくことも大切です。
自分の将来の目標を明確にしてみる
まずは自分の将来の目標を明確にしましょう。どのような仕事をして、どのようなキャリアを歩んでいきたいのか、明確にイメージしてみることが大切です。
目標に沿って現在の仕事や今後の転職先を選択すれば、納得感のあるキャリアにつなげられます。
一方、将来像がまったくないまま転職を繰り返してしまうと、キャリアに一貫性がなく、企業側からジョブホッパーだと見なされてしまうリスクがあるので注意が必要です。
長期的な視点で自分のキャリアを考え、転職をするかどうかを判断する
また、長期的な視点で自分のキャリアを考えることも大切。今の仕事でスキルアップやキャリアアップが見込める場合には、転職しなくても十分に成長できるかもしれません。そういった場合は無理に職場を変える必要はないでしょう。
一方で、目指したいキャリアに必要な経験やスキルを持っていない場合、転職は一つの手段となります。自分の将来を見据え、転職をするかどうかを判断するようにしましょう。
転職するべきかどうか判断に迷った際は、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントは日々さまざまな求職者のキャリア支援をしており、今転職すべきかどうか、今後どういうキャリアを歩むべきかなど、話をするなかでヒントになることも多いです。
転職エージェントとひとくちに言ってもその種類はさまざま。迷っている方は下記の転職エージェントをチェックしてみてください!
doda
- 業界大手で求人数が18万件以上(2023年3月現在)
- 転職エージェントと転職サイトの両方を兼ね備えているのはdodaだけ!
- グローバルキャリアアドバイザーがいるので、海外転職に興味がある人にもおすすめ
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- 業業界最大手であるリクルートグループが運営
- 27万件以上の非公開求人を取り扱っている(2023年3月時点)
- さまざまな業界・職種に対応しており、バランスのとれたエージェントサービス
マイナビエージェント
- マイナビグループが運営する大手転職エージェントサービス
- 20〜30代の若手層向けの求人の取り扱いが豊富
- 求人数はdodaやリクルートより少なめだが、サポートが手厚い
転職回数が多いからといって人生が終わりではない
転職回数が多いと、書類が通りにくかったりするなど選考において不利になる場合は正直あります。ただし、だからといって人生終わりというわけではありません…!
転職回数が多かったとしても、前向きな姿勢や今後の成長意欲をしっかりとアピールできれば、採用される可能性は十分あります。
私自身も、30歳そこらで転職回数4回、短期離職2回とかなり右往左往しましたが、現在は大手企業といわれる会社で働くことができています。
今後どのように行動していけばよいかわからない人は、一度転職エージェントに相談してみましょう。求人情報だけでなく、今後のキャリアの相談にも親身に乗ってくれます。
活用できるものは活用しつつ、納得感のあるキャリアを築いていきましょう!
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